父親が本当にボケました。

私の父は昭和12年生まれで現在84歳。母は15年くらい前に亡くなっているので現在は一人暮らし。

とは言っても我が家は2世帯住宅で1階には父、2階には私の家族という形態です。

先日のとある休日の午前、家でいつものようにパソコンを見ながらのんびりしていると「ピンポーン」とインターホンがなりました。モニターをのぞいてみるとヘルメットを被った救急隊員、後ろには救急車が停まっています。

すぐに父親がどうかしたな…と察しました。

救急隊員「頭から血を流して倒れている人がいると通報があり、駆け付けて家を聞き出し連れてきました。」

救急隊員「○○さんの息子さんで間違いないですか?」

わたし「はい、間違いありません」

救急隊員「失礼ですが、お父さん認知症とかありますか?」

わたし「あ…、最近は特にひどくなってきてるみたいで…」

救急隊員「今は意識がハッキリしているのですが頭を打っているので一応病院に搬送しますので」

ということで地元の大きな病院へ搬送してくれました。

私は父親の保険証などを探してから愛車のプリウスで病院に駆けつけ、救急外来の待合室にはいると診察室から父親のご機嫌なトーンの声が聞こえてきました。とりあえず深刻な状況ではないことは確認できました。

診察が終わり医師からは内科に通ってしっかりと診てもらった方がいいということと、認知症がかなり進んでいるという診断されました。

私の父親は若いころは酒飲みでしらふの状態を見たことが無いくらい、いつも体内にアルコールが入っていました。会社をサボり、家の中で大声で歌い、母親とはいつもケンカ。それでも周りの人たちに支えられながらなんとか定年までは勤めていました。今の時代ならとっくに解雇されててもおかしくないと思います。

定年後に脳梗塞のような症状が発症し、大事には至りませんでしたがそれ以来アルコールはきっぱりやめました。

私は子供の頃から父親が大キライ。

父親と何かを語り合う…なんてことをしたことも無く、まともに会話をした記憶もありません。

2世帯住宅を建てる決断をしたのもこんな父親から母を守るためでした。

年齢のわりには足腰がしっかりしているのですが、医師からは一人で散歩に出かけてしまうと突然帰り道がわからなくなってしまう恐れも考えられますと指摘されました。

私が物心ついてから今まで酔っていたり、わざとボケたり、とぼけたりの繰り返しでしたが、ついに本当にボケてしまったようです。

この先、認知症が進んでいくと大変なことがたくさん出てくるんだろうな…と不安です。

このブログで父親の認知症で起きてしまったことや、経験も綴っていけたらと思います。

 

 

 

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