父の新生活

認知症外来で介護認定を受けるために受診予定だった病院の新型コロナウイルスのクラスター発生でが延期となっていましたが、無事に受診することができ診断結果がようやくでました。

診察室に入り医師からの診断結果を父とともに聞きましたが『認知症』という診断が告げられました。医師は気を使ってくれている様子で『残念ながら…』のような神妙な面持ちでお話してくれましたが私としては普段の生活をみていれば認知症であることはわかっていたので特にショックを受けることもありませんでした。

認知症外来の受診を待っているのと並行してケアマネージャーさんに相談をしていました。父と面談もしてくれて、普段の症状を説明すると何件かの家から近くて父に合いそうな介護施設を紹介してくれました。「そういえば何かあるなぁ…」普段何度も車で通っている身近なところにたくさんの高齢者施設がたくさんあることに気づかされます。当事者にならないと気づかないものですね…。

紹介してもらった『小規模多機能型居宅介護』という施設にまずはお世話になることとなり通うこととなりました。

  • 時間 朝9時から18時まで
  • 食事は昼と夜の2食
  • お風呂は週に数回
  • 送迎は家族

ここに決めた理由は毎日通えるので家で父が一人でいる心配がないことと、一番はスタッフの方が信頼できそうだったから。他の施設の話は聞くことなく、すぐにここに決まました。

通い始めて数日で「もう行かない!」と言い出すようになりましたが…まあ想定内。言い聞かせたところで理解してくれないので無言で車に乗せ、施設に送っていくという日が続きましたが、施設の生活にも慣れたようで抵抗はしなくなりました。

しかし

ある朝、父の部屋に入ってみると姿が見えない…家の周りを散歩でもしてるのかと外に出てみても姿がない

これはまずいっ!と車に乗り込み周辺をぐるりと巡ってもいない…どのくらい前に家を出たのかもわからず車で遠くまで走らせるわけにも行かない。もしや…と通所している施設に行ってみると

玄関前でひとりウロウロとしている父を発見。

まだ通所の時間前だったのでそのまま車に乗せ家に連れ戻りました。いつのまにか施設での生活に慣れ自ら行きたくなるくらい楽しんでいるようでした。

施設の方には「ゆくゆくはこちらのグループホームで住めるようにしてもらいたい」とお願いしていたのですが、「空き部屋が出るにはしばらく時間がかかりそう」ということ。

だったのでしばらくはこの生活でと考えていたところ急に「空き部屋が出ました」という連絡をもらいグループホームに住めることになりました。

グループホームでの生活が始まって1か月

まだここで寝泊まりする生活には慣れていないようですが周りの皆さんにあまり迷惑をかけずに楽しく生活してもらえたらと願っています。

介護施設を利用するにあたりどのくらいの費用がかかるのか気になっている方も多いかと思いますので詳細な費用などは後日まとめておきます。

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