中古車を購入または個人売買などで登録済みの車両を保有しようとする場合に必要なのが車の『名義変更』です。
登録済みの車両というのは『車検証』（ダッシュボードの中にあるビニールのケースに包まれたアレです）がある状態。『車検証』にはその車の所有者の情報が記載されていますので車の売買や譲渡によって所有者が変わると車検証の情報も変更することになります。この手続きのことを『名義変更』といいます。
車を所有しようとするときに中古車業者から購入するときは、販売業者がこの手続きをしてくれているのですが業者によっては結構な代行手数料を請求されます。
ただしこの手続きは個人でも簡単に手続きが可能です！
車の『名義変更』に必要な書類や費用、方法などを紹介していきます。
登録車（中古車）購入時の名義変更に必要な書類
①車庫証明書
②印鑑証明書
③譲渡証明書
④委任状
⑤車検証
⑥手数料納付書、自動車税申告書、申請書
と、これらの書類が必要となります。これだけ並べると面倒くさくなってしまうでしょうけど誰でも簡単に手続きができます。
各書類の説明
①車庫証明書
住んでいる地域の警察署で書類をもらって申請します。警察署はコワいイメージがありますが優しく教えてくれますので大丈夫です。
手続きについてはこちらのページをご覧ください。
②印鑑証明書
お住まいの地域の役場で『印鑑登録証明書交付申請』をすると発行してくれます。費用 300円（地域差があるかもしれません）
③譲渡証明書
陸運局でもらえます。
『譲渡証明書』は現所有者（車検証の所有者）がこの車を新しい所有者に譲渡しますという証明書になります。
④委任状
『名義変更』の申請手続きをする人に委任します。というのが『委任状』となります。
現所有者が申請する場合 ⇒ 新しい所有者が委任
新しい保有者が申請する場合 ⇒ 現所有者が委任
というように名義変更の手続きを「この人にまかせました」というものです。
⑤車検証
これは現時点の車検証です。
⑥手数料納付書、自動車税申告書、申請書
警察署での車庫証明書が発行されたら①～⑤の書類を持って陸運局に『名義変更』したい旨を伝えると⑥手数料納付書、自動車税申告書、申請書の書類をもらえますので必要事項を記入して提出します。
まとめ
車を個人売買やオークションなどで購入するときに必要なのが『名義変更』です。
流れは
車庫証明申請と発行（警察署）
⇩
印鑑証明書の発行（役場）
⇩
譲渡証明書、委任状の陸運局で用紙をもらい譲渡する側、うける側の双方が記入
⇩
書類が揃ったら陸運局で手数料納付書、自動車税申告書、申請書
受理されたら新しい所有者名義の車検証が発行されます。
やってみる難しいことは何もありません。わからなければ窓口の職員の方が親切に教えてくれますので大丈夫です。
これができると個人売買やオークションなどで購入することができますので購入時の必要経費を抑えられますし中古車選びが拡がります。
