老後の資金

認知症になった父がグループホームに住み始めてから1か月が過ぎ、洗濯と掃除と捜索に追われる日々から解放され穏やかな生活をすることができています。グループホームのスタッフはもちろん、紹介してくださったケアマネージャーさんのおかげでして本当に感謝しかありません。

自分の父親がこのような状態となり、たくさんの疑問点や不安がでてきました。なかでも介護施設を利用するにあたって費用(お金)の問題がすぐに頭に浮かびました。今回はグループホームを利用している私の父のお金について触れてみたいと思います。

介護施設の料金は決して高くない

介護施設は必要とする介護の度合いや家庭環境によって利用する施設もかわり料金も異なります。今回は認知症の認定を受けている私の父がお世話になっているグループホームを例に利用料を紹介します。

父の収入は…もちろん年金です。2ヶ月に一度の支給で約36万円。ですので1か月約18万円です。

グループホームの料金表

介護度 基本的な自己負担額
1割負担の場合 2割負担の場合
要支援1 対応なし 対応なし
要支援2 126,290円 148,580円
要介護1 126,410円 148,820円
要介護2 127,460円 150,920円
要介護3 128,180円 152,360円
要介護4 128,180円 153,320円
要介護5 129,140円 154,280円

私の父は要介護3で2割負担ですので月額152,360円。

冬場になると暖房費が6000円(10月~3月)が徴収され、さらに訪問診療代や紙パンツなどの料金も別途徴収となります。

その他でかかる費用が月でことなりますのでハッキリとした金額は出せませんがグループホームでの生活でかかる費用は

165,000円くらいとなり、年金の受給額が18万円ですのでほぼ年金でまかなえる計算となります。

これはあくまでも私の父のパターンですので年金の受給額や利用する施設によって料金が変わってくると思いますので、地域の役場やケアマネージャーさんに相談すると良いかと思います。

まとめ

 『老後2000万円問題』というニュースから老後にかかる費用についていろいろと考え始めた方も多いかと思います。しかし自分やパートナーの問題だけではなく親の介護にかかる費用もいずれ直面する問題です。なかなか表に出る金額ではないのでいざとなった時に心配になると思いますが、私の父の場合はグループホームに入所しても年金の受給額でほぼまかなうことができました。

いざとなった場合はお住まいの地域の役所やケアマネージャーさんに相談すると適切なアドバイスや紹介をしてもらえると思いますので悩まずに相談することをおすすめします。

 

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